ノドが弱い

風邪を引く時は必ずノドが痛くなる、カラオケなどで少し大きな声を出しただけで声がかれたり違和感が残る、という方がいらっしゃいます。このような方はノドの粘膜が弱いために、細菌に侵されやすかったり、刺激に対しての反応が敏感で、炎症を起こしやすい体質であると推測されます。西洋医学ではこのような方への予防法はなかなか無いようです。よって、宝塚の女優さんや、俳優さん、その他ノドを傷めると仕事にならないような方は、漢方を使ってケアしている方も多いとの話を聞きます。 対策としては「粘膜を強化して根本的に予防する」方法と「傷み始めに使用して悪化を防ぐ」方法と大きく分けて2種類あります。両方併用して万全のケアをしている方も多いですが、いずれにせよ体質と用途にあった選択をすることが肝心です。 ノドが弱い方が行うべき根本的対策は「粘膜を強化する」ことです。いわゆるバリア力が弱いために、すぐに粘膜が傷んでしまうのです。そもそも、私たちの周りにはウイルスや細菌など微生物がウヨウヨいますから、そういった生物から身を守るべき力が備わっています。西洋医学で言う「免疫」ですが、この力が弱いためにノドがすぐに外敵にダメージを与えられて、痛みとなってしまいます。よってバリア力を強化するために「衛益顆粒」のような体を守る力を強化するとされる漢方薬を服用します。しかしこのような対策は、解決までにやや時間がかかります。しかし外敵からの攻撃はどんどん続きますから、どうしても負けてしまう場面が多くなり、そうなると修復に時間を取られてしまいます。よって、ノドが傷み始めた時にすぐに「天津感冒片」などを利用して、ノドにいる悪者を早めに退治することが肝心です。それが出来れば、ノドの粘膜の強化も進みやすいでしょう。

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