おしっこをする時に痛む

どなたでも毎日少なくとも3回以上はするおしっこ。その時に不快感や痛みが生じることほどストレスがたまる症状はあまりありません。 排尿痛はおしっこを我慢することにもつながり、それがさらに症状を悪化させることもある非常に厄介なものなのです。基本的には膀胱炎や尿道結石の場合が多く、また男性では前立腺炎の可能性もあります。排尿の間ずっと痛む場合には、結石や閉塞の可能性が高いでしょう。あまりにも痛む場合には、病院で抗生物質を使うなどの対策が必要ですが、多少の痛みであれば我慢してしまう方も多いかもしれません。また前立腺炎などの場合には病院での薬があまり効きません。よって、そのような時には、漢方薬での対処を検討してみてはいかがでしょうか。 基本的に排尿時の痛みの原因には炎症が関与していると思われます。「炎症ですから、中医学的にはやはり「熱」。原則として「熱」を除去する漢方薬が適することが多いでしょう。具体的には「五行草(ごぎょうそう)」という生薬は「熱」と「湿」を取る生薬で、抗菌作用があることも知られ、膀胱炎にも良く効きます。膀胱炎であるかないかにも限らず、排尿時の痛みには使える可能性が高いでしょう。その他にも「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」や「猪苓湯(ちょうれいとう)」などが使用されますが、どれも「熱」を除く漢方処方です。ただし、このケースに当てはまらない場合もあるため、詳しい問診が必要です。漢方薬局で詳しい相談をしてから服用薬を決めましょう。

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