暑がり

暑い夏がやってきて、「暑がり」体質の方には辛い季節ですね。多くの人が涼しい顔をしている環境でも、数人は異常に汗をかいて、ハンカチで拭っている光景を目にすることがあります。また、家族の中でご主人一人が「暑がり」でクーラーをつけたがって困る、という話も耳にします。 「暑がり」は致し方ないと考えている方も多いと思いますが、中医学的には紛れもなく体のバランスの崩れを意味します。暑さ寒さの感じ方は人それぞれであり、判断が難しい場合もありますが、大体においてご自身や周りの方が自覚していることがほとんどです。そういったケースのほとんどは、体内のバランスが"熱"に傾いている状態であり、直していかなければ病気につながる恐れもあります。極端な「暑がり」の方は、ぜひ中医学的な考え方から生活を見直したり、漢方薬を服用しましょう。 暑がりの方は、体のバランスが崩れ"熱"に偏っているケースがほとんどです。ただし、その"熱"の偏りの原因は大きく二つに分かれ、正すための方法も二種類存在します。よって、その漢方的原因をしっかりと把握した上で、どちらの方法で対処すべきか選択する必要があるのです。簡単にいえば、"熱"を取り去った方が良い場合と、"冷ます"作用を持つ物質を補っていくべき場合があります。見分け方は単純ではなく、原則としては専門家に判断を仰ぎましょう。しかし、大まかにいえば、元気いっぱいでお酒をよく飲むようなタイプの方は"熱"を除去するべきで、体に疲労があったり、睡眠不足の方は補う方法が合うと考えると良いでしょう。「暑がり」は体のバランスの崩れであることは間違いありませんので、ぜひ早めに対策を立てて下さいね。

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