目がショボショボする

体験したことがない方は、想像しにくいかもしれませんが、目がショボショボするという感覚を訴えられる方が多くいらっしゃいます。ショボショボすると目を開けているのが辛い状況となります。 急にショボショボが起きることもあるため、仕事上、不便を感じる方も多いようです。当然の如く不快ですし、周りからどうしたのだろうと思われてしまうことが気になる症状でもあります。 ショボショボ感は人それぞれで症状に差異はありますが、疲れ目が主な原因となっていることがほとんどです。

とはいえ、中医学的に見た「目」のケアがあれば、多少目を使い過ぎてもショボショボはしないはずです。気になる方は、ぜひ漢方的ショボショボ目対策をしてみましょう。 ショボショボ目の原因として考えられる一番の要因は、「肝血」の不足です。「目」と「肝」は関係が深く、「肝」が上手く働くためには、その成分である「血」が十分にあることが重要とされます。よって、「肝血」が満たされていると目はすっきりと見えやすくなりますが、不足すると乾燥気味で見えにくく、ショボショボ感が出てくることとなります。「肝血」は目の使い過ぎで消耗することはもちろん、ストレスや頭脳労働に依る影響も受けやすいとされます。そのため、生理によって「血」が失われやすい女性が、ストレスを感じながらパソコンを使って集中力の必要とする作業をする場合などは、ショボショボ目の発生条件が揃っている最悪の環境と言えます。やむを得ずそのような環境に置かれている方は、「肝血」を補うお薬である「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」などを服用してみましょう。またショボショボ目には、「お血」すなわち血行不良や、「湿」と呼ばれる余分な水分の存在が関係していることもあります。これらの要因の存在を考えて漢方的に対処すれば、ショボショボ目はかなり軽減するはずです。

お困りの方はぜひ漢方を試してみてくださいね。

症状一覧

このHPについて