外出が嫌い

こどものように外に出ることが大好きな私にとって、「外出嫌い」の方は、ちょっと気の毒にさえ思います。

家の中にいると大体決まりきった日常になってしまいまが、外に出れば無限の体験が出来る世界が待っています。人間も生物ですから、空、海、川、臭い、音、風、草木、虫などの自然を体感することは非常に大切なのではないかと思います。

中医学でも整体観と云って、人間は自然の一部であるという概念が前提となっています。 最近は確かに家の周りはコンクリートばかりであったり、ビルに囲まれていたりと、普通に外出しても自然を感じられないことも多くなりました。それでも、やはり外に出ると感じる空気が違います。しかし、外出嫌いの方は多いようですね。いわば本能として備わっているはずの自然とのふれあいを体が拒否しているということでもあり、何か理由があるはずです。その理由を知っておくことはとても重要ではないでしょうか。

特に男性は外に出る本能があります。それにも関らず、家にいることが好きな方は大なり小なりバランスの崩れがあると考えるべきかもしれません。ではなぜ外出嫌いになるかと言えば、「外は体の負担が大きいから」という理由が考えられます。自然界には"邪気"が多く溢れていますので、確かに外はその攻撃を受けやすい状態です。しかしながら、普通はその"邪気"から体をブロックする力が備わっています。それが何らかの原因で弱まってしまっている状態であると、外出が危険であると体が感じるのかもしれません。特に「風邪(ふうじゃ)」は家から外に出るともっとも影響を受けやすい邪気です。そして、その「風邪」をブロックする「衛気(えっき)」が弱いと、様々な疾病を引き起こすため、本能的に外出を受け入れないのではと考えられます。もともと生物は外で暮らしていたのですから、その適応力を磨くべきです漢方の考えを取り入れつつ、ぜひ健康な体作りのために積極的に外に出てみましょう!

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