おしゃべり

皆様の周りにもしゃべりだすと止まらない方、いらっしゃると思います。 自分でおしゃべりと自覚している方も多いでしょうね。周りがにぎやかになりますから、おしゃべりは決して悪いことではないと思いますが、やはり度を過ぎてしまうと、マイナス面も出てきます。おしゃべりは体の問題とは無関係のように感じますが、時間を忘れて一方的に話してしまう方、外ではおしゃべりだけど家ではほとんど口をきかない方などは要注意かも知れません。また、小さい子供のおしゃべり、高齢の方のおしゃべりも何か理由があるように感じます。言うなれば「おしゃべり体質」と言っても良いかもしれませんね。その体質を変えてみたいという方は漢方的な視点から対策を考えてみてはいかがでしょうか。 「おしゃべり」の方は、「陽気」が高まりやすい、上昇しやすい体質の方に多いように感じます。「陽気」はブレーキ役の「陰分」によって、ある程度上昇が抑えられるはずなのですが、おしゃべりが止まらない方は、その「陰分」がやや不足気味なのかもしれません。言うなれば「陽気」が暴走してしたまった状況です。このような場合には「陰分」を補うことでバランスがとれるはずです。睡眠不足に気をつけ、汗をかきすぎないようにし、場合によっては「補陰」の力を持つ漢方薬を服用してみましょう。また、不安感が強く、気持ちを紛らすためにおしゃべりになってしまう方もいらっしゃるように思います。中医学で「心神不安」と呼ばれる状態です。このタイプであれば、「心」を安定にする漢方薬が合うでしょう。おしゃべりは長所にも、短所にもなる特徴です。 治す必要がない場合であっても、自分は上記のような体質を持っている可能性を頭に入れておくといいですね。

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