キレやすい

最近はキレやすい人が増えたと言われていますね。ストレスが多い現代社会という時代が招いた産物であると個人的には考えます。 便利になった半面、逆に気持にも時間にも余裕が無くなるというのは皮肉なものです。さて大人だけでなく、子供にもキレやすい子は多いですね。子供の場合には我慢が出来ないだけなのかと思いますが、大人については「キレたらどうなるか」ということが考えられない、理性が働かない、もっと言えばブレーキが壊れているということかと思いますが、これはその人の性格というだけで片付けてはいけないような気がします。 キレやすい人は体調的にバランスが乱れていると考えられます。性格が悪いのではなく、身体の状態が低下しているのです。ぜひ中医学的な視点で「キレやすい」状態を改善しましょう。 「キレやすい」方の体質として、まず考えられるのが「肝火上炎」と呼ばれる状態です。簡単にいえば、体の中の火が上部に達した状態であり、いわゆる頭に血が昇った感じですね。このタイプの方は慢性的にイライラしているので、ちょっとしたことがあるとキレやすくなります。エネルギーがあり余っているタイプですね。 さらに「肝陽上亢」という体質が原因の場合もあります。この体質も、「陽が上昇した状態であり、のぼせたりいらっとしやすくなります。ただ「肝火上炎」と違い、疲れやすかったり、どちらかというと夕方から夜にかけて悪化しやすい点がポイントです。 このように「キレやすい」体質にも理由があります。周りの方はその人の個性とあきらめずに、体質改善をすすめてみましょう。

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