声が小さい

「この人、声が小さいなあ」と思うことありませんか?仕事などで自信が無く、自然とトーンダウンしてしまうとは別に、基本的にいつでも声がか細い方は結構多いように感じます。 ちなみに私も「声が小さい!」と高校時代に先輩に何度注意されたことか。これは私が通っていた高校の伝統なのですが、確かに大きな声で元気よく会話することは、意思を相手に伝えるために大事なことだと思います。しかし元々声が大きい人もいれば、小さい頃から声が弱々しい場合もあるでしょう。また、段々と声が小さくなってきた人もいると思います。すなわち、声の大きさも体質と関係があるのです。声が小さくて困っているという方がいらっしゃれば、漢方での体質改善を考えてみてもいいかもしれませんね。 「声」ともっとも関係が深い"臓"と言えば「肺」になります。「肺」は、いわゆる呼吸器系であり、この部分が弱く「気」が満たされていないと、声が小さくなると考えます。「声」は呼吸を吐く時に出ますよね。要するに、この吐く力が弱い場合には声も小さくなるとされるのです。逆に「肺」の力が充実している方は、大きく呼吸が出来て、声も大きくなります。そして「肺」の「気」が充実していない方は、体全体もパワー不足となりますから、疲労しやすくなります。漢方で云う「気虚」体質です。 よって「肺」の「気」を補う「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」などを使って「肺」の体質改善を図れば、声も次第に大きくなっていくことでしょう。ただし、先天的な要素(中医学で云う「腎」)が絡んでいるケースでは、別に「八仙丸(はっせんがん)」などの漢方薬を使用する必要が出てきます。しっかりと体質を見極めて対処をしていきましょう。

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