げっぷが多い

ゲップ自体は一般的な生理現象の一つです。しかし、食事中に繰り返すゲップは、周りから見てあまり気持ちが良いものではありませんよね。エチケットの面からも、普段からゲップが多い方は苦労されているのではないでしょうか。 ゲップが起こる原因は食事の際に、空気を一緒に飲みこんでしまうため、という考え方が一般的なようです。よって、ゆっくりと食事をするという対策をまずは考えてみましょう。ちなみに炭酸飲料の中には空気が入っています。そのためにコーラなどを飲むとゲップが出るのですね。しかし、このような対策を取ってもゲップが治まらない方がいらっしゃいます。原因は体質的な問題と考えられますので、改善するための方法を考えた方が良いでしょう。 そのためには漢方薬が役立ちます。ゲップの主要因は「脾」の「気滞」です。「脾」すなわち消化器系統の「気（エネルギー）」が停滞し、動きが悪くなっているためにゲップが起きてしまうと考えるのです。この「気滞」が起こる原因としては、ストレスが多いのですが、体質的な問題のケースもあります。まずはストレス発散を心がけ、出来る限り消化の良いものを食べて、胃腸を労わるようにしましょう。その上で「気滞」を改善する「開気丸（かいきがん）」という漢方薬を服用すると良いでしょう。特に子供の時からゲップが多い方や、慢性的にストレスを感じている方は、漢方薬の手助けを借りるべきです。もちろん食事をゆっくり食べるようにすることは大事であり、飲み込む空気の量を減らすことが出来るばかりか、胃腸への負担も和らげることが期待出来ます。 「気滞」の改善は健康な体の維持のためにも重要なので、ぜひ対策を立ててみて下さいね。