ケーキにチョコレートにおまんじゅう。どれも甘くて美味しいですよね。
特に女性は「甘いものがないと生きていけない」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし"ダイエット"の観点から、甘いものをセーブしている方も多いですよね。また、健康を意識して糖分を取り過ぎないようにしている人もいらっしゃることでしょう。確かに甘いものは美味しいですが、カロリーの面にしても健康にとっても摂り過ぎがあまり良くないことは自明の理です。それを分かっていながら甘いものを止めることが出来ないという方も多いのように感じます。「分かっていても止められない」。そこにはやはり理由があります。
中医学的に分析してみましょう。甘いものが止められない原因としては、体質として「気虚」がある可能性が考えられます。「気虚」とはエネルギー不足であり、要するに甘みでパワーを補いたいという自然な欲求が働くという理屈です。疲れた時には甘いものを食べたくなりますから、当然と言えば当然ですね。そのことと付随して「気虚」である方は「脾」すなわち胃腸の消化器系が弱いことが多いとされます。そして「脾」は五行説で「甘」と関係があると定義されます。まとめると「脾」が弱い方は「甘」の食べ物が合うので、米や小麦など甘い食材を食するべきとされるのですが、それをチョコレートなど砂糖の入ったお菓子で代用しようと体は考えます。しかしそれは本物の「気」にはならずに、不要物まで生み出してしまうのです。
よって、甘いものが止められない方は、まず胃腸系のケアを考えてみましょう。そして、どうしても甘いものを食べたくなった時は、おむすびやおイモなどを摂るのが一番です。なかなか簡単ではありませんが、ダイエットにも体のケアにもつながる方法なので、ぜひ実践してみて下さいね。
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