気温差に弱い

もともと生物は急激な環境変化に対して弱い側面があります。人間も例外ではなく、現在の地球環境に適応して進化してきた訳ですから、そこから外れるような非常に大きな変化にはなかなか順応できません。 とはいえ多少の変化に対しては体も防御を行うことが出来るようになっています。しかしながら体質の弱い方は、対応力が不足しているため、体に不調をきたすことになってしまいます。また現代社会にはクーラーや暖房があり、自然界では考えられないような温度変化を経験します。適応力に優れている方は大丈夫かもしれませんが、前述のように普通の気温変化にも弱い方は、耐えることは非常に難しいでしょう。かといって仕事などで気温変化を避けることが困難な方は、漢方的な対処法で対応力を高める工夫をしてみてはいかがでしょうか。 気温差に弱いということは、体に対応力が無いということ。これは漢方で云う「衛気(えっき)」の不足に他なりません。「衛気」とは体を防衛する力であり"バリア力"とも言えます。気温の変化という攻撃をブロックできる力が無いと、体はダメージを受けて病気につながっていくと考えます。よって「衛気」を高めれば、対応力が増し、気温差に動じない体になっていくはずです。漢方薬としては「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」が挙げられ、根本的な体質改善を目指す場合には、ぜひ服用を検討してみて下さい。気温差に負けない体作りは、風邪などの病気を予防し、元気を高めて、快適な生活にもつながっていきます。「体質だから」とあきらめずに、前向きに対策を考えてみて下さいね。

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