頭がくさい

どれだけシャンプーで髪の毛を洗っていても、頭がくさい方がいらっしゃいます。

不潔という訳ではないのですが、周りの人から指摘されたりするとショックですよね。ちなみに男性をイメージしがちですが、子供や女性でも、臭いがきつい場合が時々あるようです。くさいという感覚は主観的なものですから、あまり気にする必要はないのですが、不快感を与えるような特異的な臭いであるとすれば、それは何か体のバランスが乱れている可能性が考えられます。特に髪の毛ではなく、頭皮から臭っているようであれば、体の内側に原因があると考えられます。適した洗髪の回数は個人差がありますが、ある程度洗っていてもくさい臭いが気になる方は、漢方的な対策も考えてみましょう。

頭がくさい原因としては、体に余分な水分と熱がたまっている可能性が強く疑われます。「湿熱」と呼ばれますが、この体質があると脂性のような状況となり、臭いが発生しやすくなると考えます。基本的に体の上部には"熱"が上がりやすいとされます。たとえば、のぼせであったり、頭に血が上ったりなどもそうですが、その"熱"がこもった状態が体質として慢性化すると、頭皮中心にくさい臭いが出てくることがあるのです。このようなケースではふけを伴うこともあるでしょう。よって頭の臭いが気になる方は、「湿熱」を除去するための漢方を考えてみましょう。「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」「茵ちん五苓散(いんちんごれいさん)」などの処方が代表的です。気になっている方は、専門
店で相談の上に服用をしてみて下さいね。


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