リンパが腫れやすい

リンパは体の免疫を担っている身体の防御機関。疲労がたまったり、風邪を引いたりすると腫れることがあることはよく知られています。

触ると痛むなど弊害が出るケースもありますが、熱が出ないこともあり、体に大きな影響がない場合も多々あります。とはいえ、外からも目立ったり、自分でも違和感を感じるなど、あまり気分の良いものではありません。やはり体の防衛最前線であるリンパが普段と違う状況であるということは、身体から発せられた信号と考えた方がよさそうです。腫れやすい方はぜひ早めの対策をお考えください。リンパが腫れやすいという方は、基本的には体の防御力不足。細菌やウイルスの侵入を第一前線基地である粘膜で抑えられれば良いのですが、そこでは"負けて"しまって、次の防衛基地であるリンパが腫れてくるのです。

中医学的には「衛気」の不足になりますから、その「衛気」を補うお薬である「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」を服用していけば段々と"勝つ"ことが増えてきます。また腫れは一種の炎症ですから「熱」が関与していることも多いでしょう。「熱」を生みやすい体質の方は、あらかじめ「熱」を発散させるケアをしておく方が無難です。「板藍茶(ばんらんちゃ)」や「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」が役に立ちます。リンパの腫れは身体が外敵と戦っている証拠。無理に抑えようとせず、体を休めるなど免疫力を高めることが一番の対処法です。プラスして免疫力をアップさせる漢方を服用出来ればさらに良いですね。

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