朝起きられない

朝なかなか布団から出られない、という方は多いようですね。 かくいう私もぱっと起きられる方ではありません...特に冬場は寒いですから暖かい布団から出るには、多少時間がかかるのが普通ではないでしょうか。ただし目覚ましから起きるまでに30分以上かかってしまう方や、たとえ起きたとしても、頭がすっきりせずにいつまでも眠い、という方は日常生活で不便を感じると思います。睡眠不足であれば別ですが、たっぷり寝ているのに朝がとても苦手、という方は何かしらのアンバランスがあると思われますので対策を考えるべきでしょう。ちなみに低血圧であると朝起きにくい、と言われますがそればかりが原因では無いと思われます。漢方的に体質を判断し、朝すっきり起きるための工夫をすれば、きっと毎日が快適になると思いますよ。 中医学的に考えると、朝は「陽気」が高まっていく時間です。すなわち、体を温めて動かすエネルギー(陽気)が徐々に上昇する時間帯と考えられています。よって普通であれば、午前中は活動的で段々調子が出ていくべきなのです。よく午前中は頭が冴えるという人がいますが、これは自然の摂理からしても当然の現象と言えます。そして12時前後がピークとなります。しかし、体に「気」が足りない方は、ベクトルを上向きにすることがなかなか出来ません。よって朝なかなか体が動きません。そして、人より遅れてお昼過ぎに段々と調子が上向いていき、夕方ぐらいにピークを迎える人もいます。よって対策としては「気」を増やしていくことが大切になります。朝起きてすぐの時間に「気」を補うお薬を服用してみましょう。段々と朝の"立ち上がり"が良くなっていくと思います。また普段から「気」を高める「補中益気湯」や「衛益顆粒」などを服用すればなお改善は早いと思いますよ。

症状一覧

このHPについて