理由もないのになぜか無性にイライラするということありませんか?しばらくすると自然に落ち着き、なぜ腹が立っていたのだろうと不思議に思ったり、家族や友人にあたってしまって、申し訳なく感じたり...こういった「イライラ」は"気持ち"の問題と考えられがちですが、"体"の問題であると捉えるのが中医学です。
中医学で"イライラする理由"の説明が付き、それを十分に納得するだけでも平常心に近づくことが出来ます。特に夏場はイライラしやすい時期ともされます。その理由は"イライラ"は"熱"と関係しているから。暑い時期は"熱"過剰にもなりやすいのです。思い当たる方はぜひ中医学で「イライラするわけ」を勉強して、その対処を心掛けてみましょう。
イライラする原因を中医学で解き明かす場合、"熱"と"上昇"がキーワードになります。そこに至る原因は様々でも、イライラしている状態は基本的に"熱"が"上昇"していると捉えます。頭に血が上ると顔が真っ赤になりますが、足は赤くなりませんよね。真っ赤になるということは"熱"の発生を示し、その"熱"は上昇する性質があるため、上半身にその"熱"が達してイライラが生じると考えるのです。
この"熱"の発生には五臓のうちの"肝"が深く関わっています。"肝"の機能の一つは体の中の物質がスムーズに流れるようにすることですが、その機能が乱れると、流れに停滞が生じ、そこから"熱"が発生します。専門用語で「肝気鬱結(かんきうっけつ)」から生じた「肝火上炎(かんかじょうえん)」と呼ばれる状態です。「肝火上炎」になるとイライラや、焦燥感(あせる気持ち)などの他、頭痛や耳鳴りなどの症状も出やすくなります。そのような状態になる前に"熱"を冷ます工夫をしましょう。
漢方薬では「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」や「加味逍遥散(かみしょうようさん)」などが使われます。これらは"肝"の"熱"を抑える作用を持ちます。症状がひどい場合には漢方薬を上手く使って対処しましょう。イライラしやすい方は「肝火上炎」になる前段階である「肝気鬱結」をまずは防ぐことが重要となります。そのためには、リラックスを心掛け、運動などで体を動かすとともに、食養生に気を配ることです。香りのよい食材(セロリ、春菊、柑橘類など)は「肝気鬱結」の予防に効果があるとされます。いつもイライラばかりしていてもいいことはありません。体質改善をして、イライラしにくい体を目指しましょう。
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- お腹が鳴りやすい
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- お尻が痛い
- 風邪を引きやすい
- げっぷが多い
- 暑がり
- お腹ぽっこり、波を打つ
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- 朝起きられない
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- 集中力が無い
- いびきが大きい
- 陰部が痒い
- 髪にうるおい、つやがない
- まぶたの垂れ
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- ノドが弱い
- 耳がつまった感じがする
- 不安感が強い
- 食欲が異常にある
- 朝だけ鼻水が出る
- 頭が重い
- 性欲の減退
- 唇が閉じない
- 残便感がある
- 雨の日に症状が悪化する
- 血管が浮き出ている(静脈瘤)
- 食後に異常に眠くなる
- 悪夢を見る
- 舌にコケがつく
- 人の話を聞けない
- あがり症
- 体臭が気になる
- わきが張る
- 歯ぎしりが気になる
- 鼻血が出やすい
- 物忘れがひどい
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- しゃっくりがよく出る
- 手が黄色い
- 目がかすむ
- 残尿感がある
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